基本的な考え方
「環境・社会・経済」の観点において持続可能な状況を実現する経営に対する関心が高まっています。持続可能な社会の形成は、東京インキグループが健全な企業活動を継続するために必要であり、そのために当社グループは地域社会への貢献活動に取り組んでいます。
サステナビリティに関する活動体制
地域社会への貢献を含むサステナビリティに関する活動は、代表取締役社長を議長とする取締役会の下部組織であるサステナビリティ経営推進委員会を中心に行っています。地域社会への貢献を含むサステナビリティに関する活動計画や進捗状況について、定期的に取締役会に答申し、取締役会にて監督・意思決定を行っています。
地域・社会貢献活動事例
1. フードドライブ活動
災害に備え社内に備蓄している食材や従業員が家庭で使いきれなくなった食材の寄付を実施することでフードロス削減に貢献しています。
- 東京都北区社会福祉協議会に当社本社の備蓄食材の寄付を行いました
- 羽生工場に勤務している従業員が家庭で使いきれなくなった食材を持ち寄り、保険会社を通じて子ども食堂などに寄付を行いました
2. 職業体験の実施
昨年度に引き続き、2024年11月に当社本社がある北区社会福祉協議会が主催した小学生を対象とした職業体験イベントに出展しました。このイベントは、様々な業種の企業が職業体験を通じて、将来のキャリアを考えるきっかけを提供するという夢のあるイベントです。 当社の体験イベントでは、インキの色合わせ体験や100ヒューテスター(色覚検査器)での色並べ体験等を通じて、新しい色彩を作る楽しさや調色技術の奥深さについて学んでいただきました。 当社は、今後も次世代を担う子どもたちの学びと創造力を育む機会を支援し、地域の皆様とともに成長していける活動を続けていきます。
3. 地域イベント・チャリティ活動への参加
昨年に引き続き、2024年12月に当社本社がある東京都北区王子で、王子一丁目町会が主催する「チャリティ餅つき大会」に参加しました。 大会当日は、王子一丁目町会および王子地区周辺企業の皆様と協力し、チャリティ募金活動を行いました。また、その場でついたお餅や焼きそば、豚汁の販売をお手伝いし、たくさんの方々にご来場いただき、大盛況のうちに終了しました。 今回のイベントで集まった募金は、2024年の能登半島地震・能登豪雨で被災された石川県珠洲市の復興支援のために全額寄付されました。 当社は、今後も地域の皆様と協力し、被災地域の一日も早い復旧・復興の一助となれるよう、取り組みます。
4. バーン・クル・ムイの子供施設へ訪問(タイ)
サムットプラカーン県サムロン区にある子供施設に訪問し、昼食を提供しました。 日本とは異なる社会環境の中で、不幸にも家族と一緒に暮らせない子供たちの施設があります。 私たちの毎日の当たり前の様な何気ない幸せが、決して世界の皆が同じでないことに目を背けないこと、 何だか少し冷たい子どもたちの小さな手に、私たちがいつもと違う方向に少しだけ手を伸ばすだけで届く方法を、スタッフと一緒に考えています。