Tokyoink

長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」

長期ビジョン(2030年に目指す姿)策定にあたって

2023年12月10日
代表取締役社長

東京インキグループは100周年のこのタイミングに合わせ、長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」を策定いたしました。

東京インキグループは企業理念である「暮らしを彩る、暮らしに役立つものづくりで、社会に貢献する。」と、目指すべき企業像として「色彩を軸に、市場が求める価値をお客様と共に創造、実現し続ける企業。」を掲げ、現在中期経営計画である「TOKYOink 2024」を実行中です。

その中で、新たな行動指針や人事制度の策定などを進めてきましたが、長期ビジョンの策定に際し、100年の伝統を踏まえた上で、これからの持続可能な社会のために何ができるのか?の観点から、改めて「東京インキグループのパーパス(存在意義)」を問い直しました。

色彩を軸に、インキやプラスチックに代表される化学品を扱うBtoBメーカーである東京インキグループにとって、現在の地球環境の変化やライフスタイルの変化は厳しい外部環境であることは間違いありません。

一方で、100年の歴史とともに、これからも暮らしの中でなくてはならない製品を作り続けていくことこそが、東京インキグループがこの先の100年に向けて成長していく原点であると考えております。

長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」

持続可能な社会(サステナビリティ)が重要とされる現代社会では、東京インキグループの主要3事業の中で作り上げる「伝える」製品、「彩る」製品は、人々の生活の質の向上・充実には必要不可欠です。

一方、「守る」製品群の開発は地球環境保全や気候変動、食品ロスなど、社会課題の解決に向けてメーカーとして取り組むべき重要なテーマです。

中間品を製造しているBtoBメーカーである東京インキグループは、幅広い市場や分野、用途に「伝える」「彩る」「守る」製品を供給することで、地球環境を守り、人々の暮らしを豊かに支え続けることこそが、存在意義であると位置づけました。

2030年までのメガトレンド ~リスクと機会~サステナビリティの観点から

持続可能な社会(サステナビリティ)の観点から、経営環境の変化による「リスク」と「機会」の適切な把握を経営の重要な要素として捉え、環境変化の中で従来事業の枠を越えた変革を進めることに取り組んでいます。

2030年に向けてのマテリアリティ(重要課題)

持続可能な社会(サステナビリティ)の観点からみたメガトレンド、「リスク」と「機会」を踏まえた上で、東京インキグループにとってのマテリアリティ(重要課題)を決定しました。2030年に目指す姿からバックキャストし、4つのマテリアリティ(重要課題)に集約しています。

長期ビジョン(2030年に目指す姿)

サステナビリティへの対応や、マテリアリティに沿った事業活動を通じて、東京インキグループは「持続可能な価値を提供し続ける企業グループ」として、サステナブル対応製品比率の向上や、GHG排出量削減などを推進することで、豊かな未来を実現してまいります。