補強土工法が日本に導入されてから50 年以上が経過し、今後も更なる適用が見込まれています。これまでの膨大な数の適用事例により、補強土工法を適用するにあたり特に注意すべき点等の知見が蓄積されており、それらの知見は設計・施工マニュアル等に反映されてきました。そのため補強土工法を適用し始めた初期のころと比較すると、変状などの不具合の発生頻度が減少し補強土工法の信頼性が向上してきています。一方でいまだに不適格な盛土材の使用や締固め不足等に起因して不具合を起こす補強土も散見されており、更なる信頼性の向上が望まれています。
テラグリッド補強土工法研究会は、補強土のメーカーとして良質な補強土工法の普及を目指し、補強土工法に携わる発注者やコンサルタントの技術者を対象として、補強土工法に関する講習会を企画いたしました。これから初めて補強土工法に関わる方から既に何度も補強土工法に携わってきた方まで、補強土に関わる全ての技術者を対象として、補強土工法の基本から維持管理に関してご説明いたします。また、補強土工法の課題を解決し長所を活かした「テラグリッド補強土工法」のご紹介をいたします。さらに北見工業大学の川口貴之教授による補強土工法の最新の研究についてご紹介いただきます。
業務ご多忙の折とは存じますが、この機会に受講下さいますようご案内申し上げます。
主 催 :テラグリッド補強土工法研究会(岡三リビック株式会社、東京インキ株式会社)
後 援 :北海道土木技術会
日 時 :2023 年9 月28 日(木) 13:55 - 16:30 (受付開始:13:30~)
場 所 :TKP 札幌駅カンファレンスセンター ホール3A
(北海道札幌市北区北7 条西2-9 ベルヴュオフィス札幌)
参 加 料:無料
形 式: 対面+web 配信のハイブリッド
募集人数:会場100 名+web 配信*1 200 名 (先着順)
CPD ポイント*2:2.5 ポイント(地盤工学会CPD プログラム)
*1:Teams ウェビナーでの配信を予定しております。
*2:web 配信は地盤工学会CPDプログラムの付与要件に従い証明書を発行いたしますが、地盤工学会以外の団体のCPD付与要件については各自にてご確認ください。
講習会内容
13:30~13:55 受付
13:55~14:00 開会の挨拶
14:00~14:15 補強土の基本【岩崎 凌子: 岡三リビック株式会社】
14:15~15:00 ジオセルを用いた補強土工法(テラグリッド補強土工法)【原田 道幸: 東京インキ株式会社】
15:00~15:30 補強土壁の維持管理(アンカー補強土を中心として)【林 豪人: 岡三リビック株式会社】
15:30~16:30 補強土工法の更なる発展を目指して取り組んでいる研究の紹介【川口 貴之 教授: 国立大学法人北見工業大学】
16:30~16:35 閉会の挨拶
参加をご希望の方はお手数ですが下記URLにあります「参加申込用紙」に必要事項を必要事項を記入のうえ、e-mail またはFAX でお申し込み下さい。
なお、定員になり次第、締め切らせていだだきます。